中国貴州省トン族集落デザインリサーチ報告会を開催しました

吉松研究室(建築設計)が毎年行っている海外デザイン調査として、11/1~6まで行った「中国貴州省トン族集落デザインリサーチ」の報告会を、11/22(木)にH館山田記念室で行いました。

 

『トン族』は中国西南に多い少数民族の一つで、約250万人のトン族のうち、貴州省はその半数を占めています。トン族が結集力を強めるために徐々に形成してきたのが、集落の中心に位置する木造の塔である「鼓楼」と、川に上に建つ門としての「風雨橋」です。

木造技術に技術に優れ、言語や意匠、建築と独自の文化を継承しているトン族集落を、貴州省貴陽市から200km以上離れた10村まで、院生たち計7名で訪ねました。

 

報告会では、院生がスライドを250枚と動画などで、なかなか見れない貴重な集落や少数民族を紹介し、3年生4年生など約30名が聞き入っていました。

観光化されつつある集落が多いなか、美しく残っていた集落の一つである銀たん村の全景。

2棟の鼓楼があり、その足下に各々舞台を持つコミュニティースペースがある。