インド近代建築・階段井戸デザインサーベイ

patanにある王妃の階段井戸/中央を空けろと言ったのにど真ん中に立つSND
patanにある王妃の階段井戸/中央を空けろと言ったのにど真ん中に立つSND

今年の院ゼミ旅行は、院生の希望でインドへ。6泊8日の最長旅行。

 

西インドのグジャラート州アーメダバッド(インド人はアンダバッドと発音)へ、階段井戸を見に行く旅。アーメダバッドは建築家のメッカでもあり、コルビジェの建築が4つあり、カーンの建築もある。彼らの弟子のドーシの建築も市内に多い。コルビジェのサラバイ邸を見ることが出来たのが良かった。

階段井戸は、市内で3つ、郊外で3つサーベイしたが、結局どれも使われておらず、乾期で水もたまっていない。やはり見に来るのが10年遅かった。

 

アーメダバッドに4泊して、デリーへ戻り、片道6時間かけて北インドのチャンディガール(インド人はチャンディガルと発音)へ。ここはコルビジェが計画したパンジャブ州の首都で、建築も多くある。

キャピタルなので、見学許可を取るのが想像以上に厳しかった。でも、無理していった価値があったと思う。50年経って、チャンディガールが高級住宅地になっていたのが、感慨深い。インドはものすごいスピードで近代化し、貧富の差が激しくなっているのだろう。

 

ベトナムで懲りたので、現地食を出来るだけ食べないようにし、なんとかお腹を壊さないで帰って来れた。ホコリっぽくうるさいデリーはもういいけど、アーメダバッドとチャンディガールは、また行ってもいい。それぐらいインドのコルビジェは良かった。きっと、デザインと気候が合っているのだろう。